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これまでの歩み

 株式会社里人は、高知の学生が中心となって経営している会社です。

 2017年に設立され、みなさまに支えられながら今日まで続いています。

 設立の経緯には高知大学の地域協働学部の実習が深く関わっています。地域協働学部は国立大では初めての試みとして、学生が実際に地域に入り、学生の力を地域再生と発展に生かすなど「地域協働」を掲げて2015年度にスタート。学生らはこれまで大豊町や黒潮町など県内の各地域に実習として入らせてもらい、課題解決に取り組んできました。

 しかし、そんな実習の中で、地域の農家が加工品を作っても収入につながりにくい現実に直面しました。私たちは「作ったものが確実に消費者に届く場を」と企業を計画。学生と教員が出資し、資本金約370万円で「里人」を設立いたしました。社名には「地域の人たちに寄り添う」という思いを込めています。

 今の里人は、地域の特産品を広くPRするという使命のために、「できること」を増やしています。カフェの経営だけでなく、ブルーベリーワインの売り先を増やしたり、イベントの出店、インターネット通販などを積極的に行っております。

 その一方で、企業としての重大な問題にも直面しています。他の企業においても課題となっている事業継承ですが、4年間で人材が入れ替わる里人はさらにサイクルが早いのです。しかしそれは里人の狙いでもあります。社会に出る前に実践的なマーケティング、他の企業との取引や交渉を間近で学べるメリットを後輩たちに伝え、活動の幅を広げるための道筋をつけるとともに、バトンタッチしていくことで実践的に学んだ人材を毎年輩出することも里人の役割なのです。

 

 今後、地域を盛り上げるためには、大学や地域団体、企業が協働し、地域と地域を連携させていく取り組みが必要だと考えています。

 私たちはその先駆けとなれるよう邁進していきますのでこれからも応援よろしくお願いいたします。

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